院名
難聴・めまい・平衡障害
いとう耳鼻咽喉科
所在地
群馬県前橋市朝倉町867-5
代表者名
院長・医学博士 伊藤 文英
電話番号
TEL 027-287-4707 FAX 027-287-4708
診療科目
耳鼻咽喉科 難聴/めまい/平衡障害
診療時間
月〜土 9:00〜12:00 月火水金 14:30〜18:30
休診日
日曜・祝祭日 ※木曜・土曜は午後休診
掲載誌
現代画報 2004年8月号
PROFILE
宮城県出身。地元の大学を中退後、群馬大学医学部へ。その後、群馬大学耳鼻咽喉科の講師を25年間務める。2004年3月31日に鶴谷病院耳鼻咽喉科部長を退職し、同年5月、いとう耳鼻咽喉科を開業。現在、群馬大学大学院医学系講師としても活躍している。

2004年5月に開院した、いとう耳鼻咽喉科。同医院の院長を務める伊藤氏は、群馬大学耳鼻咽喉科の講師として25年にわたり活躍してきた経験を持つ。長年の経験に裏打ちされた伊藤院長の確かな技術により、いとう耳鼻咽喉科は、他の医院では治療の難しい疾患にも対応が可能。早くも地域で評判となっている同医院を俳優の三ツ木清隆さんが訪れ、伊藤院長にお話を伺った。

院長・医学博士
伊藤 文英
「患者さんに『安心感』を提供したい」
●患者さんとの交流を何よりも大事にして、地域医療に貢献

群馬大学において25年にわたり勤務した経験を持つ伊藤氏は、2004年5月、いとう耳鼻咽喉科を開院した。開院に当たっては、群馬大学大学院医学系研究科のスタッフが中心となって、歓送祝賀会が開かれたという。「祝賀会には大勢の方が来てくださり、本当にうれしかったですね」と伊藤院長。“人”を大切にしている院長だからこそ、多くの人々が集まったのだろう。院長は現在、患者さん一人ひとりとの交流を何よりも大事にして、診療を行っている。

記事全文
三ツ木 まずは、伊藤院長の歩みからお聞かせください。

伊藤 宮城県に生まれ、高校を卒業後、一度は地元の大学に進学しました。しかし、当時はちょうど学生運動の時代だったこともあり、地元の大学は途中で辞めることにしたんです。その後、群馬大学医学部に進みました。以来、医療の世界一筋に歩んでいます。

三ツ木 耳鼻咽喉科を選ばれたのはなぜなのですか。

伊藤 耳鼻咽喉科を専門とされている、とても素晴らしい先生との出会いがあったんです。私もその先生のようになりたくて、耳鼻咽喉科を選択しました。

三ツ木 なるほど。ところでこちらの医院は、今年5月に開設されたばかりだそうですね。

伊藤 ええ。私は今年の3月31日をもって鶴谷病院耳鼻咽喉科部長を退職し、独立しました。以前私は群馬大学にも25年間勤務しており、講師として研究、診療、そして学生・看護師などの教育を行っていたんです。そうした経験を地域の皆さんとの距離が近い「開業医」という形で生かしたいと思い、当医院の開業を決意しました。

三ツ木 確かに一般の患者さんにとって、大学病院というのは医院に比べ敷居が高いように思います。

伊藤 大学病院は設備面においては非常に充実していますが、その分検査も多く、治療費が高くなってしまいます。当医院にいらっしゃる患者さんの中には、治療費の面で大学病院には行けず、かといってこれまでの医院では症状が治らなかったという方が少なくないんです。私はこれまでの経験を生かした治療はもちろん、患者さん一人ひとりにきちんとした説明をすることにも力を注いでいます。長年症状に苦しんでおられた方が、当医院に来院されたことを機に「安心感」を抱くようになる――当初は不安げだった表情が安心されて徐々に明るくなるのを見ると、私自身も本当にうれしくなりますね。

三ツ木 スタッフの方に普段おっしゃっていることは何でしょう?

伊藤 とにかく「患者さんを大事に」ということです。気分を害するような応対は絶対にしないようにと話しています。
 また当医院には、お子さんが病にかかり、付き添いで来院されるお母さんも多いんですよ。お母さんにとって子どもというのは、自分自身よりも大事な存在ですから、とても心配されている。お母さんに安心してもらうためにも、私どもは自分の子どもを診るつもりでお子さんと接するようにしています。

三ツ木 患者さん本位の姿勢を大切にされているのですね。

伊藤 ええ。マニュアル通りの対応をしていては、患者さんも安心されないでしょうし、治療もうまくいくとは思いません。患者さんとじっくりコミュニケーションをとり、一人ひとりに合った診療をすることが肝要だと考えています。

三ツ木 最後に、今後の展望を。

伊藤 まだ開院して間もないですし、経営の面で不安はありますが(笑)、患者さんに喜んでいただくことを第一にこれからも頑張っていきたいですね。一度来てくださった方に「また来たい」と感じていただける、そして知り合いの方を紹介したいと思っていただけるような医院づくりを続けていきます。

doctor's EYE
▼2004年5月にいとう耳鼻咽喉科を開業以来、患者さん本位の姿勢で治療に当たり、地域の人々との交流を大切にしている伊藤院長。院長はかつて、25年の長きにわたり群馬大学に勤務していた。同大学では診療はもちろん、学生や看護師の教育を行うほか、研究にも尽力していたという。
▼「医学書通りに対応できる疾患というのは、あまりないんです」と伊藤院長は話す。だからこそ院長は、独自の研究に力を注いできたのだ。群馬大学の講師時代には『めまいの原因疾患』や『突然耳が聞こえなくなったら――突発性難聴の治療――』といった論文を発表。研究の面でも非常に大きな成果を上げている。
▼「機械の発展と共に、病気を発見する技術は進歩しました。しかし治療技術はといえば、まだまだ遅れているのが現状。治療技術が進歩してこそ、医療が発展したと言えるのです。医療に携わる限り、医学書だけに頼るのではなく、自分なりの研究を続けていくことも大切だと思います」と伊藤院長は語った。
対談を終えて…
「長年病に苦しんでいた患者さんに『安心感』を得てもらうため、今年5月にいとう耳鼻咽喉科を開院された伊藤院長。確かな技術と親身な対応は早くも地域で評判となり、徐々に患者さんは増えてきているそうです。これからも患者さんにとって身近な、そして心強い存在としてぜひ頑張ってください。私も応援しています」

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